2021 東京五輪の行方

　いろいろ問題あった東京五輪がとうとう開幕しました。

　土壇場にきての辞任表明が相次ぎ、この一大イベントを背負うことの困難さが伝わります。言葉の使い方でここまでなるとは、普段から慎重にならざるをえません。いじめや差別へ光があたったことはいいことだと思いました。それでも未だにアスリートたちへの中傷が続いているそうです。反対派の意見からすると、この五輪が利権絡みのものであることが囁かれております。
　
　一昔前、二号店があった頃はよくこういった問題に直面してたので、ことの成り行きはおおよそ理解することができます。当時はバブルの真只中、勝ち組、負け組なんていう言葉もその時に生まれてきました。結局それが今のいじめや差別の引き金になっているということも考えられます。たしかにその当時はよく売れて、売れて嬉しいのか？売れても、あらよろこばないねぇなんていわれていたことを思い出します。五輪が始まってみると、その時代のことが思い出されます。今はもうすでに人手に渡ってしまったお店ですが、今振り返ってみるといろんな思いがそこにあります。まるで、開会式のときの無観客席を埋めつくすかのような…。
　再びの緊急事態宣言下での東京五輪、この時期にこそクリアリングしなくてはならないのかもしれません。
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　自粛要請のため、コンサートも中止になり、ライブ配信で竹内まりやさんのピアノの弾き語りで、指先にロイヤルブルーのサファイヤの指輪をみつけました。カメラにおさめようとしたところ間に合わず、つぎの衣装替えのときには別の指輪になっていました。コンサートではまさか気づくことのできないシーンです。

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IJT横浜とアメリカ大統領選

　パシフィコ横浜で開催されたIJT国際宝飾展に行って来ました。コロナ禍ではあるものの、まあまあの人出です。本格的なバイヤーよりも一般のお客さんの方が多かったようです。

　IJT は通常は東京ビッグサイトで開催されることが多いのですが、最近は横浜でも開催されるようになって今回で３回目くらいです。異臭騒ぎで話題になっていますが、上品で洗練された雰囲気があり、宝石の似合う街というイメージです。いつもの買付のときのようなドヤドヤした感じはありません。慌ててトイレに駆け込むとそこは男性用で、もしかしたら自分は女性とみなされなかったのではという、奥にシビアな目があって痛いところもあります。

　今回の見どころはダイヤ、安くて良い商品がありました。私は自分用ピアスと、1ctダイヤプチネック、イエローダイヤネックなど購入したかったのですが、翌日完売でした。

　帰りの夜景が綺麗でした。クリスマスにはまた新しい物語が始まりそうです。

　さて、いよいよアメリカの大統領選挙が始まります。トランプ再選となるか、バイデン氏が新大統領として当選するか、日本経済の行方とともに気になるところです、

真珠の格付け

　コロナ騒ぎで大荒れの春の嵐になってしまいました。この季節は卒業式、謝恩会、入学式といった春のイベントが軒並み延期、中止となり、この時期活躍するはずだったパールアクセサリーの出番もなくなり、ガッカリして肩を落として今の状況を不安そうに見つめているようです。

　お店もしばらく休業してましたが、今日は2、3時間ほど再開してみました。昨日、パライバトルマリンの引き合いもあったところでもう少し頑張ってみようという気になったからです。

　真珠の価値は主に巻きと照りによって決まりますが、アコヤ真珠の中でも品質の高い希少性のあるものは花珠と呼ばれ貴重なものです。花珠の条件としては見た目の美しさに加えて、0.4mm以上の巻きの厚さが条件になります。つまり、長く海の中に眠っていた真珠ほど価値が高いということです。上の写真はオーロラ花珠と呼ばれるものです。

　アコヤ真珠の中でも上級のものは花珠に負けない美しさがあります。

　実は花珠よりも高級な真珠があるのです。

オーロラ天女、その上にはオーロラヴィーナスという目も眩みそうな真珠が存在します。近い将来見ることができることを夢にみています。

　せっかくの満開の桜もお花見自粛ということで、強風に煽られる桜の花が不安そうに震えています。早くこの時期を乗り越えていけますように。

ロイヤルファッションで令和元年

　皇后陛下になられた雅子さまのファッションに注目が集まっています。即位儀式関連の行事を華麗なファッションで完璧にこなされました。和服姿も素敵でしたが、ロープデコルテのシャンパンゴールドのドレスが華やかでした。ロープデコルテとは深くV字に切り込まれた胸元にゴージャスなフリルがあしらわれたもの。翌日のお茶会にもシャンパンゴールドのスーツで臨まれたそうです。

胸元の華やかさに合わせたネックレスを選んでみました。

シャンパンゴールドとインペリアルトパーズ。

黄金色に輝く今の季節にぴったりな色合わせです。

　歴代天皇の中で初めて、自らプロポーズしたという今上陛下と、男女雇用均等法ができてキャリアウーマンの先駆けとして社会にでられた皇后様。環境に馴染むまでは大変な道のりだったように思えます。

　

　日本のファッションリーダーとしても、世界に発信していってほしいと思いました。

　

トゥランドット～真夏の夜の祭典

　なかなか梅雨明けしない、鬱陶しい天気が続いています。

　こんな時は気まぐれな空模様に振りまわされない気力が大切です。

　つい先日に、近くにある東京文化会館で、プッチーニのオペラ歌劇『トゥーランドット』が上演されました。宝石をたくさん身に着けて、マダムたちもいそいそと劇場に駆けつけました。中国の謎かけ姫トゥーランドットとペルシャのカラフ王子との恋愛物語。ロマンチックな期待とは裏腹の舞台で少しがっかりしたようです。というのは、今回の演出は、その内容に深く迫っていくため背景色も暗く陰気な雰囲気で、そもそも何故、姫があそこまで残忍な性格になっていったのか、という点に焦点が絞られました。また逆に召使役のリューが生き生きと浮かび上がったという人もいます。私としても、笑わないお姫様、トゥーランドットには惹かれる思いもあっただけに少し残念です。今は美よりも生活力が勝る時代なのですね。

　昭和の終わりから平成にかけて、ファッション誌やCMなどで、秘めやかに華やかに活躍されたモデルの雅子さん。笑わないモデルさんとしてその雰囲気や表情なども他とは一線を画す存在感として心に焼き付いています。人を魅了するということは、それだけ人に想像させる余地を与えること。残念ながら今はもう帰らぬ人となってしまいましたが、ふとこの人がトゥーランドットを演じたらどんな風になったかなと考えてしまいました。

オリオン、シリウス、地球を結ぶライオンズゲートは開かれています。

素敵な夏をお過ごし下さい。

バレンタイン・ショコラ

　数年前に静かなブームを呼んだショコラ・パール。最近はあまり見かけなくなりました。
　この前の展示会と、その前のパシフィコ横浜で催された展示会で会場を探し回りましたが、数多い真珠屋さんの中から２件ほど探し出すことができました。１件目はかなり高価な値段で目の保養でとどめておき、ルースのみを扱っている真珠屋さんで１ペア（珠が２つ）購入しました。これでピアスをつくり、身に着けています。この前のIJTでもう１ペアとネックレスを購入しました。

　指輪とペンダントをお揃いでつくりたいのですが、そのデザインがまだ決まりません。素材はやはりピンクゴールドが最適と思ってます。ゆっくり時間をかけてオリジナルを商品にしたいとおもいます。

 ちょうど今はバレンタインシーズン。最近は女性、男性かぎらずチョコレートをプレゼントする習慣が定着しました。過去には思い出にのこるバレンタインもあったのでは？

 

　思い出のひとつひとつを味わうようにショコラ・パールを眺めています。

大坂なおみフィーバーとIJT

 今年もIJT 国際宝飾展が華やかに開催されました。

 ちょうどこの時期は大坂なおみの準決勝、決勝と勝ち進んで見事に世界第1位連続優勝を制覇するまでの華麗なプレーシーンとも重なり、熱風が伝わってくるようでした。

 可愛くて、チャーミングな大坂選手に魅了された方も多いと思います。プレーの時は真珠のピアスとお揃いの真珠のペンダントをいつも身につけていますね。かなり大振りなアクセサリーが似合いそうですが、この組み合わせが謙虚な性格と上品な内面が表されているようです ブルーのテニスウエアとパールの組み合わせ、そして最高の大坂選手の笑顔はどんな宝石にもかないそうもありません。でもいつの日か、身につけてほしい宝石。

 

パライバトルマリンは10月生まれの大坂選手の誕生石でもあるので、いつの日かこの石を身につけたエレガントな大人の女性になる日を心待ちしております。

 IJTも、今年は華やかな芸能人の顔ぶれで賑わいました。今年は色石よりも真珠のブースの方が華やかでした。これもやはり大坂選手の影響でしょうか。

宝石ランチ

今から30年前、お店が株式会社になったときのお祝いをしたレストランに行ってきました。

宝石のようなランチをいただきました。

長く険しい道、ここまで辿り着いたんだなぁという気持ちと、またここから始めようという気持ち。応援して下さったお客様と皆様に感謝を込めて〓

勝利の行方

　連日の猛暑が続いております。
　西日本豪雨の被害を受けられた方々、並びに被災されたご家族の方々に深くお見舞い申し上げます。
　こんなにもIT技術やAIが進化したにもかかわらず、自然災害にはまだまだ人間の力が及ぶところではありません。1日も早い復興を願うばかりです。




　
今回のFIFAワールドカップ開催中に日本は実にいろいろなことを経験したと思います。ショッキングなことが多すぎて、正直まだ実態をつかみきれていない感じです。悔しくも日本代表チームはベルギーに敗れました。これはその前のセネガル戦での巻き返しのように信じられない逆転負けとなったのですが、サッカーにそんなに詳しいわけではないけれど、日本の計算がすでにベルギーに読まれてたと考える他ありません。ただ、ここでもし日本がベルギーに勝ってしまったらということを考えると、やっぱり勝たなくてよかったんだという結果に落ち着きます。帰国した選手たち、実に晴れ晴れとした表情です。まるで重たい十字架をロシアに下してきたような。思うにこの期間、日本にとって大きな転換期だったのかもしれません。４年後の成長ぶりに是非期待したいですね。
　さあ、これからいよいよフランス対クロアチアの決勝戦。どちらが勝っても負けても、ワールドカップの幕は下りる。

Blue Sky Blue

　梅雨に入り、すっきりしないお天気が続いてます。

　毎日が晴れというのも疲れますから、こんな季節があってもいいんじゃないかと最近は思えるようになりました。とはいうものの、やっぱり青空が恋しくなります。

　先日、アメリカ人のカップルがやって来て、青い宝石を探しているようでした。ジョージア州とカンザス州の出身若いカップルです。男性のほうはパイロット、女性は看護婦さんです。ブルーストーンといえるものをいろいろ見せて、女性のほうはアレキサンドライト、男性のほうはタンザナイトが気に入ったようでした。私はブルーサファイヤが青い瞳によく映えて似合うかなっておもったのですが、その日は意見がわれて決まらずでしたが、素敵なカップルだったので、是非また来てほしいです。

　
昭和の大スター、西城秀樹さんが亡くなって、早一か月。日本中が悲しみに包まれました。心よりご冥福をお祈りいたします。
　アイドル時代、小学生だった私はまだその魅力に気づきませんでしたが、壮年期、熟年期の頃が一番歌も上手く、カッコよかったと思えます。アイドル時代から今までの動画をyoutubeでみてみると、ボディアクションやインタビューの受け答えの時の表情が、オリンピック金メダリストの羽生結弦選手に似ているなと思いました。（これに気付いたのは多分、私がはじめてでしょう。）非常に表現力豊かな才能溢れる人だったに違いありません。
　そんな彼が晩年、「自分は世の中のことを何もしらないんだなぁ」とつぶやいてたことが記事に出ていました。これだけの大スターでありながら、「無知の知」を知るということはすごいことです。きっと来世は偉大な哲学者か、舞台俳優となって活躍されることでしょう。