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トゥランドット~真夏の夜の祭典 [近況]

 なかなか梅雨明けしない、鬱陶しい天気が続いています。

 こんな時は気まぐれな空模様に振りまわされない気力が大切です。

 つい先日に、近くにある東京文化会館で、プッチーニのオペラ歌劇『トゥーランドット』が上演されました。宝石をたくさん身に着けて、マダムたちもいそいそと劇場に駆けつけました。中国の謎かけ姫トゥーランドットとペルシャのカラフ王子との恋愛物語。ロマンチックな期待とは裏腹の舞台で少しがっかりしたようです。というのは、今回の演出は、その内容に深く迫っていくため背景色も暗く陰気な雰囲気で、そもそも何故、姫があそこまで残忍な性格になっていったのか、という点に焦点が絞られました。また逆に召使役のリューが生き生きと浮かび上がったという人もいます。私としても、笑わないお姫様、トゥーランドットには惹かれる思いもあっただけに少し残念です。今は美よりも生活力が勝る時代なのですね。

 昭和の終わりから平成にかけて、ファッション誌やCMなどで、秘めやかに華やかに活躍されたモデルの雅子さん。笑わないモデルさんとしてその雰囲気や表情なども他とは一線を画す存在感として心に焼き付いています。人を魅了するということは、それだけ人に想像させる余地を与えること。残念ながら今はもう帰らぬ人となってしまいましたが、ふとこの人がトゥーランドットを演じたらどんな風になったかなと考えてしまいました。
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オリオン、シリウス、地球を結ぶライオンズゲートは開かれています。
素敵な夏をお過ごし下さい。

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